スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

百合語り、2013年2月の百合

どうも弥平です。

もう三月も半ばですが、先月に買った百合漫画のレビューと、過去の名作百合についてちょっと語ろうかと思います。

「悪戯ちょうちょ(2)/綾瀬マナ」と「星川銀座四丁目(3・完)/玄鉄絢」、既刊作から「エンドレスルーム/藤が丘ユミチ」。

・「悪戯ちょうちょ(2)/綾瀬マナ」
悪戯ちょうちょ(2)

悪戯ちょうちょ(2)
著者:綾瀬マナ
価格:630円(税/送料込)


いきなり2巻のレビューってのも難しいので簡単な概要を書けば、音楽学校のピアノ科と声楽科に通う2人の片思い系百合話です(雑)
1巻読んだ限りではそれほどでもないかな、と思ってたんですが、2巻で一気に熱い展開になりました。
これは1巻でもそうだったんですが、作者さんの音楽的な感性から来ているらしい情熱的な描写が、そのまま多感な少女達の一喜一憂に結びついていて、作品として熱いのは勿論の事百合的にもかなりオイシイ。
1巻ではその情熱がやや空回りしている感があったんですが、2巻は内面描写に重点が置かれていて、それが心情に重みを与えています。
百合的には満点な作品ですね。片思い、友情と愛情のすれ違いは百合的にはよくあるテーマですが、音楽と絡むことで他には無い強い情感が生まれています。
百合作品を作る上で毎度問題になる、百合の不純物化(※)を乗り越えているのも素晴らしい。
あと、百合単行本としては値段も安い(笑)
ガルフレを生み出したコミックハイ!、流石です。

※百合が作品から浮いたり、或いは百合を強調するあまりその他のテーマがスカスカになったり、という状態


・「星川銀座四丁目(3・完)/玄鉄絢」
星川銀座四丁目(3)

星川銀座四丁目(3)
著者:玄鉄絢
価格:980円(税/送料込)


星川、終わっちゃいましたねぇ。
玄鉄絢の「少女セクト」以来の単行本ということで、かなり期待度の高かった作品だと思いますが、他ではどういう評価がされてるのか。
私は「セクト」未満だとは感じましたが、少なくとも「つぼみ」の中では常に上位に入る作品だったと思っています。
「セクト」にあった叙情的な雰囲気から一転して、「星川」では初めから最後まで家庭的で現実的な空気に包まれています。
この変化をどう捉えるかで、評価が変わってくるものと思います。私には少し合いませんでしたが、決して嫌いでは無かったといったところです。
玄鉄先生が描きたかったもの、百合を特殊なものとせず、まさに現実的な題材にしようという試みがあったのではないかと思います。こういう発想は百合をセクシュアルマイノリティであり身近な問題として捉えようとする女性作家の方に多いと思うんですが、玄鉄先生はその点においていい意味で異質ですね。
「星川」では先生と教え子という年齢と立場の差、そして何より同性との恋愛である事を乗り越える為に奮闘する訳ですが、養子だったり里親制度だったり、建築士になる為の進学など、どこまでも現実的な手段で解決を目指しています。
百合をただのイチャラブにするのは簡単ですが、この「現実を乗り越えた先の百合」というのが、新しい百合の到達点を提示しているように感じました。


・「エンドレスルーム/藤が丘ユミチ」
エンドレスルーム

エンドレスルーム
著者:藤が丘ユミチ
価格:890円(税/送料込)


藤が丘ユミチ先生は別名義で少女漫画を書いてらっしゃるようですが、ぜひまた百合を書いていただきたい。
個人的に「つぼみ」は巻が進むにつれて見所がなくなっていった感のあるアンソロだったんですが、その中でこの「エンドレスルーム」は毎号楽しみにしてました。私が「つぼみ」を買いだしたVol.6でちょうど連載が始まってて、これが終わってからのつぼみは萌えな方向にどんどんカラーが変わっていってしまった印象があります。玄鉄先生や鈴木有布子先生、大朋めがね先生、水谷フーカ先生辺りは雰囲気のある作品を描いてらしたんですが、一抜け二抜けでしっかりした漫画を描ける人が減ってしまったなぁと。(「GIRL FRIENDS」の森永みるく先生や「最後の制服」の袴田めら先生など、百合界のビッグネームは軒並み「つぼみ」では不発でしたし)
「エンドレスルーム」は地下にスイートルームを持つちょっと変わったホテルの、ちょっと変わったお客さんと従業員が繰り広げるほんのり百合ストーリー群です。
私が作品を評価するときの基準は①「作品として(漫画なら漫画として、小説なら小説として)面白いか」②「キャラが立っているか」が主で、百合の場合はそこに③「女同士の関係として描けているか(男女や男同士で代替できてしまわないか)」という基準を加えて3本柱で評価しています。(多分)
この作品は①②は言うことなし、③はちょっと難しいですが(キサラギさんがキザ男っぽい)、実際あれが男ならふつうに問題になるのであって、女だからこそ作品に雰囲気が出てるんですよね。という事で③も問題なし。
よって総じて高評価です。
もし藤が丘先生がまた百合を描くなら、(「つぼみ」はもうないので)「ひらり、」か、白泉社繋がりで「楽園」か、どちらかだと思うんですけど、百合漫画編集部の方々にはぜひこの逸材の事を頭の片隅に置いておいていただきたいですね。
先々月は百合姫中心に語り、今(先)月はつぼみ中心に語ったので来(今)月はひらり、を語りましょうかね。

今回はこの辺で。
スポンサーサイト

テーマ : 百合漫画
ジャンル : アニメ・コミック

百合語り、2013年1月の百合

今月買った百合物件は3冊。

「百合姫(雑誌)」と、百合姫コミックスの「犬神さんと猫山さん(1)/くずしろ」、「沼、暗闇、夜の森/さかもと麻乃」。

・「百合姫2013年3月号」
コミック百合姫 2013年 03月号 [雑誌]

コミック百合姫 2013年 03月号 [雑誌]
価格:880円(税/送料込)


百合姫は初心者向け、などというが、これが初心者向けなら一体何が玄人向けなのだろう。
「玄人向け」「初心者向け」という言葉が曖昧である以上、これに答えはない。
例えば三次百合(声優やアイドルなど)はどうか。
確かに百合センサーの感度を高く設定すれば声優は引っかかるかもしれない。が、所詮彼女らのそれは擬似的なもので、どこをどう見ても表面的でしかない。
「表面的でもなんでも、少しでも百合を感じられるなら妄想補完で百合作品に仕立て上げる」という態度はある意味では玄人と言えるが、作中に高い百合成分を与えることに成功している作品を厳選する立場の方に私は魅力を感じるし、私個人が百合玄人だと思うのはそういう人である。
きらら系4コマ百合にも言えることで、男を排して女だけの世界を作り百合を自然化する作法を用いている作品(最たる例が「けいおん!」や「ゆるゆり」である)は決して純度の高い百合ではないが、そういった作品の百合性を妄想補完して二次創作している同人屋を、百合玄人と呼ぶべきかは判断が分かれるところだ。

では18禁ものはどうか?
これも、18禁作品は性描写に多くを割かねばならない都合上、しばしば精神的な繋がりを軽視する。
レズセックスを至高の百合だとするのは肉体関係至上主義であり、いかなる肉体関係をも認めないのは精神関係至上主義だが、どちらも極端なだけで玄人と呼ぶべきでないように思う。
ところで18禁百合は百合である以上、いわゆる「実用性」が低い。百合のくせに百合度が低く、18禁のくせに実用性が乏しいとなると最早存在意義がよくわからない。女性が買うのだろうか。
18禁百合で成功したのは「少女セクト」くらいだと思う。「少女セクト」は18禁(正確には掲載誌が18禁で性描写もばっちりあるのになぜか成人指定を免れている)のくせに文学的空気をもった変な作品(褒め言葉)で、当然実用性は低いが百合性の面では百合姫・ひらり、作品にも引けをとらない。

まだ百合というジャンルは成熟しておらず、描き手の百合愛はひしひしと感じられるが如何せん漫画が下手である事が多い。百合姫作家は特にそうだ。
しかし青年誌に掲載される百合作品は、百合専門誌の百合作品より遥かに漫画が面白い。「オクターヴ」「青い花」「ささめきこと」「彼女とカメラと彼女の季節」などは百合作品として優れている以前に漫画として面白いから評価が高いのだ。私はこういった作品性を重視した百合がもっと世に出てくれる事を切に願っている。
なので今の「百合姫」の方向性は、一定の理解はしつつも最終的には改まってほしいと思っている。
百合姫は、百合好きでなければ絶対に買わない雑誌という意味で、また百合純度100%という意味で玄人向けだが、漫画としてのレベルはまだまだ低い。百合姫に必要なのは百合度を高めることではなく、百合度はそのままで漫画を面白くすることなんだろうと思う。

オススメ作品
「犬神さんと猫山さん/くずしろ」……問答無用で面白い4コマ。
「月と世界とエトワール/高上優里子」……王道百合(女学園、エス)。しかし、今の時代この分野は最早王道では無く「古典」と呼ぶべきだと思うのは私だけか?
「citrus/サブロウタ」……女性向け少年誌系の絵柄であり、百合姫内ではやや異色。出身が少年誌系だからか、漫画として面白い。1月号(第一話)の大胆なコマ割りなどはさすがという感じ。
「ロケット☆ガール/田仲みのる」……あまり評価されてないらしいのが残念でならない。まぁ雑な印象は拭えないが、この作者はいい漫画を描くポテンシャルはあるのに少々やる気をなくしている感がある。今月号ではいきなり3年飛んだが、次回以降回想形式で、あるいはその先で濃ゆい百合展開を見せてくれるものと信じたい。この作品の評価が低い理由の1つが百合度の低さだと思われるが、連載作品の頭からいきなり百合百合してても中盤弛れて尻すぼみは目に見えている。百合姫でもオクターヴ、ガルフレ並みの長い作品を出すには、読者側があまり近視眼的にならない事が大事だ。
「雪バラ 紅バラ/タカハシマコ」……タカハシ先生の復帰作。百合専じゃないからか、創作における視点が広い。しばしば百合で無視される「その後」まで、きっちり描けるのは今のところこの作者だけだ。こういうとリアル志向なだけに思えるが、絵柄の可愛さでそれをカバーしており、どこか幻想的な空気を漂わせている。
「スノーフレイクス/百乃モト」……モト先生の復帰作。この人も漫画はそこそこ上手い。ただ他とそれほど差がある訳じゃなく、単に好みの絵柄というだけである。笑
「百合男子/倉田嘘」……この作品を百合と認めるか(百合姫に掲載させるべきか)はしばしば論争になるところだが、私は百合姫だからこそこういう作品が生きるのであって他誌では理解されないだろうと思う。百合男子の初期はあるあるネタやインパクトで押していたが、徐々に路線を変えつつある。展開が読めないように描かれており、漫画としてそこそこ面白い。


・「犬神さんと猫山さん(1)/くずしろ」
犬神さんと猫山さん(1)

犬神さんと猫山さん(1)
著者:くずしろ
価格:860円(税/送料込)


百合姫の中で群を抜いてギャグセンスがあるのがくずしろ先生だ。「姫のためなら死ねる」でも有名だし、百合以外ならサンデーにも作品を寄せている。要するに漫画の才能がある。
百合的にはそれほど語ることは多くないが、特筆すべきはキャラクターの個性が強い、という点。
百合姫が慢性的に抱えている問題は、読み切りが多くキャラクターに個性を与える前に話が終わってしまい、最終的に意識に残らない作品が多いという事だ。読み切りが多いのは初めてこの雑誌を手に取った人には嬉しいが、長期購読している層がいつでも離れていける状態とも言える。この点はそろそろ改善がなされてもいい気がする。
とはいえ、たまに1話だけで強烈な個性をみせる作品がある。大沢やよい先生のブラックヤギーがまさにそれで、作品の個性も然ることながらキャラクターの個性が非常に強く、大変インパクトがあった。
人気に押されて連載に切り替えられたが、こちらはパッとしない。問題は明らかで、キャラクターが強いのが売りなのに人間関係の話になってしまっている事だ。もっと八木さんがブラックヤギーをやっている描写を増やし、自らの人間関係もブラックヤギーでパパッと解決してしまうくらいの事をしないと、連載は続かないだろう。

百合は人間関係であるから、「スール萌え」「年の差萌え」「主従萌え」など、関係性だけに重点を置いてしまいがちだが、これでは連載できるほどの人気は出ない。全体的なキャラクターの魅力の底上げが望まれる。


・「沼、暗闇、夜の森/さかもと麻乃」
沼、暗闇、夜の森

沼、暗闇、夜の森
著者:さかもと麻乃
価格:900円(税/送料込)


久しく読み切り集の百合姫コミックスは買っていなかったのだが、久々に買ってみたのがこれ。
この作者はストーリーが毎度巧みだ。キャラクターで押さずにストーリーで押す。それもひとつの形だ。(勿論両方できるに越したことはない)
表題作「沼、暗闇、夜の森」はどこからが妄想なのかという議論(という程でもないが)が一部であった。私は物事を深く考えるのは苦手なので、どこから妄想とかは気にしない事にした。
とにかくストーリーが素晴らしいのでキャラが立ってなくても余韻を残せるいい作家である。小説家向きかもしれない。

以上誰も読まない百合語りでした。

テーマ : 百合姫
ジャンル : アニメ・コミック

なぜTOPの画像がユリなのかといえば

どうも。

突然ですが百合っていいですよね!

花の事じゃなく。♀×♀的な意味で

東方でいうなら王道のマリアリもいいですが私の一押しは しずみの です。

文霊夢とかもいいですね。文椛もいいです。文はたも(ry

と東方カプを挙げてみましたが、百合的にはそこまで東方が優れているとは思いません。(ぉ

今一番の押しは「加瀬さん」と「カノカメ」です。

「加瀬さん」は言わずもがな現時点で百合界の頂点です(異論は認めたくない)

「カノカメ」は下手したら男に転びかねませんが、それでも百合界トップクラスの百合度!漫画力!

な作品ですね。なんとか結ばれてほしいものです。

という事で百合カテゴリは身のない駄弁りです。

一応アフィっとくので興味があればどうぞ。


 
 
プロフィール

鈴屋弥平

Author:鈴屋弥平
東方考察(妄想)がメインテーマ。
pixivに投稿した絵の評価がやっと100点に乗った程度の画力
リンク、引用はご自由に。ひとこと添えてくれるとちょっと喜びます。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
ランキング
にほんブログ村 ゲームブログ 東方Projectへ
にほんブログ村 漫画ブログ 百合漫画へ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター
アフィリエイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。